水性塗料と油性塗料の違いとは?使い分け方を紹介!

2023年8月28日更新

外壁塗装をするにあたって、どんな塗料を使用すればよいのかお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
塗料には水性塗料と油性塗料がありますが、何が違うのかよく分からないという方もいらっしゃるはずです。
本記事では、水性塗料と油性塗料の違いと使い分け方についてご紹介します。

□水性塗料と油性塗料の違い

そもそも塗料の原料には、顔料や合成樹脂、添加物などの固体が使用されていますが、そのままでは外壁や屋根に塗れません。
液体である希釈材で溶かすことによって、塗りやすい状態に加工します。
水性塗料と油性塗料は、この希釈材が異なります。
水性塗料には水が、油性塗料にはシンナーなどの有機溶剤が用いられます。

塗装の際に、油性塗料はシンナーのにおいが発生して、近隣に異臭で迷惑をかけてしまうこともあります。
また、仕上がってから数日間はにおいが残ってしまいます。
一方で水性塗料の場合は、水が蒸発して塗膜が形成されるため、強いにおいは発生しません。

水性塗料の品質が向上するまでは油性塗料の耐久性の方がかなり高く、その分高価でした。
しかし、最近は水性塗料の開発が進んでおり、高耐久の水性塗料も増えています。
現在は、水性塗料の質は油性塗料と比べてもあまり変わらず、価格もほとんど差はありません。

□水性塗料と油性塗料の使い分け方

住宅を塗装する場合は、外壁には水性塗料、屋根には油性塗料がおすすめです。
屋根は外壁と同じく外部にあり、常に紫外線や雨風にさらされています。
特に、屋根は最も紫外線が当たる場所であり、外壁よりも過酷な状況にあるといえます。
そのため、屋根塗装を行うのであれば、強い紫外線や熱にも対応できる油性塗料をおすすめします。

一方で、外壁には水性塗料がおすすめです。
油性塗料は塗料が乾く際にシンナーが蒸発するためにおいが発生してしまいますが、水性塗料は水が蒸発するだけであるためほとんどにおいがありません。
また、シックハウス症候群や大気汚染の原因である揮発性有機化合物の排出もなく、油性塗料のようにシンナーが含まれていないため、健康へのリスクも低いです。
作業中のきついにおいにより近隣への迷惑を回避できること、人体への健康被害を考慮すると、外壁塗装には水性塗料を用いることをおすすめします。

□まとめ

水性塗料と油性塗料は希釈材が異なり、水性塗料には水が、油性塗料にはシンナーなどの有機溶剤が用いられます。
住宅の塗装を行う場合には、強い紫外線に耐えられる油性塗料を屋根塗装に、においや健康被害のリスクが低い水性塗料を外壁塗装に使用することをおすすめします。
広島市で住宅の塗装を行いたい方は、当社までお問い合わせください。


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