外壁塗装の中塗りと上塗りは同日にできる!間隔を間違えると失敗する可能性も

2024年3月13日更新

住宅の美観と保護の役割をもつ外壁塗装において、中塗りと外塗りの工程は、外壁の耐久性に大きく影響します。
この記事では、中塗りと上塗りを行うときの乾燥時間と、乾燥時間の長さによって異なる起きがちな問題について解説します。

□外壁塗装の中塗りと上塗りは同日にできる?

外壁塗装において、中塗りと上塗りの工程間の時間管理は塗装の質と耐久性に直接影響することから、極めて重要です。
理想的には、中塗り後に3~4時間の乾燥時間を設けるのが一般的ですが、環境条件によっては、この時間枠を5~6時間に延長する必要があります。

ここでは、外壁塗装の中塗りと上塗りを同日にできるのか、塗装の間隔について説明します。

1:気温と湿度の影響

気温が10度以下、または湿度が85パーセントを超える場合、塗料は通常より乾燥しにくくなります。
できるだけ乾燥時間を長めに設定することが肝要です。

2:メーカー指定の乾燥時間

各塗料メーカーは、自社製品の最適な乾燥時間を推奨しているため、これらの指示に従うことで、塗装の品質を保つことが可能です。

3:同日塗装の難しさ

塗装作業には通常1~2時間を要し、その上で適切な乾燥時間を確保する必要があることから、中塗りと上塗りを同日に行うことは、多くの場合、非現実的です。

□中塗りと上塗りで起きる可能性のある問題点

中塗りと上塗りの間の乾燥時間が不適切であると、さまざまな問題が生じる可能性があります。
ここでは、乾燥時間が塗装に与える可能性のある問題について解説します。

1:乾燥時間が短すぎる場合の問題

短い乾燥時間は、塗料の縮み・ひび割れ・膨れ・凹凸の形成・光沢の減少など、さまざまな問題を引き起こす可能性があります。
これらの問題は外壁の美観と機能を損ない、後々の修復が困難になることから、乾燥時間はできるだけ長く確保するようにしましょう。

2:乾燥時間が長すぎる場合の問題

乾燥時間が過剰に長い場合、外壁にホコリが付着し、次の塗装工程の密着度が低下する恐れがあります。
これは、塗装の均一性と耐久性を著しく損なう可能性があります。

□まとめ

外壁塗装における中塗りと上塗りの間隔は、塗装の質と耐久性に大きな影響を与えます。
適切な乾燥時間を確保することは、外壁の美観と機能を長期にわたり維持するために不可欠です。

塗装時は、気温や湿度などの環境条件に注意を払い、メーカーの指示に従うことで、塗装作業の効率と品質を最適化できます。

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