外壁塗装は下地処理で決まる!専門家が教える基礎知識と手抜き防止策【広島版】
2025年8月5日更新
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外壁塗装は下地処理で決まる!専門家が教える基礎知識と手抜き防止策【広島版】
外壁塗装を成功させるために最も重要な工程は下地処理です。どんなに高価な塗料を選んでも、土台となる下地がしっかり整っていなければ塗膜はすぐに剥がれ、せっかくの投資が台無しになってしまいます。広島市やその近郊の家は、沿岸部特有の湿気や潮風、台風による風雨の影響を受けやすく、下地処理の良し悪しが塗装の寿命を大きく左右します。本記事では、塗装屋サクシードの専門家監修のもと、下地処理の基礎知識と手抜き工事を防ぐポイントを解説します。さらに、下塗りを省略できると話題のシーラーレス塗料「REVOトップワン」にも触れ、正しい使い方や注意点をお伝えします。
🔰【結論】下地処理を怠ると塗装は必ず失敗する
外壁塗装の耐久性や美観は、表面に塗る上塗り塗料だけで決まるわけではありません。下地処理がすべての基礎です。信頼できる塗装店は、見えない部分である下地処理にこそ時間と手間をかけます。逆に、価格だけをウリにする業者の中には下地処理を省略したり不十分な工程で済ませるケースがあり、数年で塗装が剥がれる原因となります。下地処理の重要性を理解し、きちんと施工してくれる業者を選ぶことが、長期的には費用対効果の高い選択と言えるでしょう。
下地処理とは?その役割と重要性
下地処理とは、塗装面の状態を整え、上塗り塗料がきちんと密着するようにする作業のことを指します。一般的な外壁塗装では、下塗り・中塗り・上塗りの3工程が基本です。その最初の工程にあたる下塗り(下地処理)は、塗装の品質と寿命を左右する非常に重要な作業です。
専門サイトによると、下塗り材にはシーラー・プライマー・フィラーなどがあり、それぞれ役割が異なります。例えばシーラーは経年劣化で傷んだ外壁に染み込み、上塗り塗料がきちんと密着するように両者の“接着剤”として機能すると解説されています。塗装面が劣化している場合、そのまま上塗り塗料を塗っても吸い込まれてしまい密着しないため、シーラーで吸収を止め、接着性を高めることが重要です。
逆に、下塗り材を省略したり、薄く塗ったりするとどうなるでしょうか?別の専門記事では「下塗りや中塗りを省略したり、極端に薄くすると、いくら高級な上塗りを使っても数年で剥がれてしまう」と注意喚起しています。つまり、下地処理を適切に行わなければ、上塗り塗料本来の性能が発揮されないのです。
下地処理の手順:高品質な塗装はここで決まる
それでは、具体的にどのような下地処理を行うのでしょうか。一般的な工程は以下の通りです。
- 現地調査と診断:外壁のひび割れや剥離、チョーキング(触ると白い粉が付く状態)を確認し、下地材や建物の構造を把握します。これにより必要な補修内容や塗料の選定が決まります。
- 高圧洗浄:汚れ・コケ・藻・カビ・旧塗膜を高圧洗浄機で徹底的に落とします。汚れが残っていると塗料が密着しないため、洗浄は非常に重要です。
- 補修作業:クラック(ひび割れ)補修やコーキング(目地材)の打ち替え・増し打ちを行います。また、鉄部のサビ落とし(ケレン)なども必要に応じて実施します。
- 養生:塗料が付着してはいけない場所をビニールやテープで覆います。きれいな仕上がりと近隣への配慮のために欠かせません。
- 下塗り(下地調整):外壁材や状態に応じて、シーラー・プライマー・フィラーなどを塗布します。下塗り材は塗装面と上塗り塗料の密着を助け、表面の吸い込みを抑える役割を果たします。
- 中塗り・上塗り:下塗り後に耐候性や防汚性に優れた上塗り塗料を2回塗布します。塗料の性能を最大限に発揮するためには、塗料メーカーが推奨する塗り重ね時間と塗布量を守ることが重要です。
下塗り材の種類:シーラー・プライマー・フィラー
下塗り材にはさまざまな種類があり、塗装面の材質や劣化状況によって使い分けます。
シーラー
シーラーは水性タイプと溶剤(油性)タイプがあり、吸い込みが激しい外壁やチョーキングした塗膜に浸透して密着力を高める役割があります。専門サイトは、シーラーを「両面テープのような役割を果たし、下地と上塗り塗料の接着力を向上させる」と説明しており、吸い込みが激しい場合には二度塗りが必要になることもあると述べています。
プライマー
プライマーは金属や硬質塩ビなど特殊な材質に対する下塗り材で、上塗り塗料の密着を良くするために用いられます。鉄部やサッシ、アルミの雨樋などには鉄部用プライマーを塗布し、サビの発生を抑えます。
フィラー
フィラーはモルタル壁やスレート屋根など、下地に細かな凹凸やクラックがある場合に使用する厚付けタイプの下塗り材です。フィラーは下地の凹凸を埋め、表面を平滑にすることで上塗り塗料の仕上がりを向上させます。また、弾性フィラーは塗膜に伸縮性を与えるため、微細なひび割れの再発を防ぐ効果もあります。
これらの下塗り材を適切に選び、きちんと塗布することが塗装の基本中の基本です。価格だけで業者を選び、下塗り材を省略するような提案をする会社には注意が必要です。
手抜き工事を防ぐためのポイント
外壁塗装業界には残念ながら不誠実な業者も存在し、下地処理を省略したり、必要な工程を飛ばしたりする事例があります。ここでは、手抜き工事を避けるために施主ができるポイントを整理します。
- 見積書に「下塗り」が含まれているか確認:見積書に「下塗り」や使用する下塗り材名が記載されているかをチェックしましょう。記載がない場合は省略される危険があります。
- 工程写真の提供を依頼:信頼できる塗装店は、施工中の写真や報告書を提出してくれます。下塗りの写真を残してもらうことで工程が省略されていないか確認できます。
- 極端に安すぎる見積もりに注意:適正価格よりも大幅に安い場合、塗料のグレードを落としたり、工程を省いたりする可能性があります。
- 地域密着の実績を確認:広島市や近隣地域で実績が豊富な業者は、地域の気候や建物の特性を熟知しており、長期的な保証やアフターサービスも充実しています。
専門サイトでも、下塗りを省略するとせっかくの上塗り塗料が数年で剥がれてしまうと警鐘を鳴らしています施工中や完了後に不安を感じたら、遠慮せずに担当者に質問しましょう。
シーラーレス塗料「REVOトップワン」とは?
近年、塗装業界ではシーラーレス塗料と呼ばれる新しい技術が注目されています。通常、外壁塗装は下塗り1回、上塗り2回の計3回塗りが基本ですが、シーラーレス塗料は下塗り材を使わずに上塗り2回で完了することが特徴です。これにより工期の短縮や材料費の削減が期待できます。
その代表格が、アステックペイント社の外壁用フッ素塗料「REVOトップワン」です。公式製品ページによると、REVOトップワンは高い付着性を持ち、上塗材に求められる機能と下塗材に求められる機能を同時に発揮できるため、一般的な塗装工事で必要な下塗り工程を省略し、上塗り2回の施工で仕上げることができると説明されています。また、この塗料は既存の窯業系サイディングに直接塗装できるため、美しい仕上がりを保ちながら工期短縮とコスト削減を実現できる点が強みです。
REVOトップワンのメリット
- 優れた付着性:独自の樹脂設計により、下塗りなしでも下地にしっかり密着します。これにより施工が2工程で完了し、トータルコストを抑えられます。
- 高い隠ぺい力:色変え時や濃い色から薄い色への塗り替えでも2回塗りで美しく仕上がります。
- 耐候性・高耐久性:フッ素系塗料のため紫外線に強く、長期間外壁を美しく保ちます。
- 低汚染性:親水性に優れ、雨水で汚れを洗い流すセルフクリーニング効果が期待できます。
- 防カビ・防藻性:防カビ・防藻剤を配合し、湿度の高い広島でも藻やカビの発生を抑制します。
REVOトップワンの注意点
シーラーレス塗料は万能ではありません。適用できる下地や条件が限定されるため、使用時には以下の点に注意する必要があります。
- 適用範囲の確認:REVOトップワンは既存の窯業系サイディング外壁に対し効果を発揮しますが、フッ素・無機系・光触媒塗膜が残った外壁や、金属サイディングなどには適用できません。施工前にメーカーの仕様書を確認し、適用対象であるかを見極めましょう。
- 下地の状態が良いことが前提:シーラーレス塗料は下塗りを省略できるものの、外壁が粉化している場合やひび割れが多い場合は通常通りシーラーやフィラーでの下塗りが必要です。下地が傷んでいる場合にシーラーレス塗料を無理に使用すると、密着不良を起こす危険があります。
- 価格と耐久年数のバランス:REVOトップワンは高機能塗料のため材料費が高めです。施工費を抑えるために下塗りを省きたい場合でも、トータルの耐久年数や適用条件を考慮して選択することが大切です。
シーラーレス塗料は工期短縮やコスト削減に有効な選択肢ですが、全ての現場で適用できるわけではありません。信頼できる塗装店に相談し、下地の状況に合わせて最適な塗料を選ぶことがポイントです。
シーラーレス塗料と従来塗料の使い分け
REVOトップワンをはじめとするシーラーレス塗料の登場により、「下塗りをしなくても良いなら、シーラーは不要なのでは?」と考える方もいるかもしれません。しかし、従来の3回塗り工法とシーラーレス塗料は、それぞれメリットと適用条件が異なります。
従来の下塗りが必要なケース
- 外壁がひどく劣化している:チョーキングが進行し、粉状になっている場合や、ひび割れや剥がれが多い場合は、シーラーやフィラーで下地を補強しなければ塗料が密着しません。
- 金属サイディングやサイディング以外の材料:金属系や無機系の外壁には専用のプライマーが必要で、シーラーレス塗料は適用外です。
- 既存の塗膜が特殊な塗料の場合:フッ素系や無機塗料、光触媒塗料などの上にはシーラーレス塗料が密着しにくいため、下塗り材で表面を整える必要があります。
- 下塗り材に機能を持たせたい場合:防錆効果や防水性を高めたい場合、弾性を持たせたい場合など、目的に応じたプライマー・フィラーを使用した方が総合的な性能が高くなります。
シーラーレス塗料が適しているケース
- 窯業系サイディングで下地の状態が良好:外壁が比較的新しく、クラックや粉化が少ない場合はREVOトップワンなどのシーラーレス塗料が効果を発揮します。
- 工期短縮やコスト削減が優先:下塗りが不要なため、施工期間が短く済み、足場のレンタル期間や人件費を削減できます。
- 美観維持と機能性を両立させたい:REVOトップワンは高耐候で高隠ぺいのため、美しい仕上がりと長期的な保護を両立できます。
【事例紹介】広島市のお宅でREVOトップワンを採用したケース
ここでは、広島市内の築15年の戸建て住宅で実際にREVOトップワンを採用した事例を紹介します。外壁は窯業系サイディングで、過去に一度塗り替え済みでしたが、経年により色褪せと軽微なチョーキングが発生していました。施主様は「できるだけ費用を抑えて耐久性の高い塗装をしたい」という希望をお持ちでした。
現地調査の結果、外壁の痛みは軽微でクラックもほとんど無かったため、シーラーレス塗料REVOトップワンが適用できると判断しました。施工は以下のように進みました。
- 高圧洗浄で旧塗膜と汚れをしっかり除去
- 窓枠や目地周辺のコーキングの打ち替えを実施
- REVOトップワンを上塗りで2回塗布
通常は下塗りを含めた3回塗りのため7〜10日ほどの工期が必要ですが、この物件では5日で完了しました。施主様は「工事期間が短く済み、仕上がりも綺麗で満足している」とのご感想をいただきました。もちろん、下地の状態が良いことが前提であり、すべての建物で同じように適用できるわけではありません。
【専門家コメント】一級塗装技能士より
「外壁塗装は下地処理で8割が決まると言っても過言ではありません。シーラーやフィラーをきちんと塗らないと、どんなに高価な塗料でも剥がれてしまいます。最近はREVOトップワンのようなシーラーレス塗料も登場し、正しく使えば工期短縮やコスト削減に繋がります。しかし、下地の状態を見極めずに下塗りを省略するのは危険です。まずは現場調査を行い、従来の3回塗りとシーラーレス塗料を比較して最適な方法を選びましょう。」
FAQ:よくある質問
- Q. なぜ下塗りが必要なのですか?
- A. 下塗り材は外壁と上塗り塗料の密着を助け、塗料の吸い込みを抑える役割を持ちます。シーラーは劣化した外壁に浸透して接着剤のように機能し、上塗り塗料が剥がれないようにします。下塗りを省略すると、上塗り塗料が数年で剥がれてしまうおそれがあります。
- Q. シーラーレス塗料は本当に下塗りが不要ですか?
- A. REVOトップワンのようなシーラーレス塗料は高い付着力を持つため下塗りを省略できますが、適用できる下地や条件が限られています。外壁が粉化していたり、特殊塗膜が残っている場合は従来通り下塗りが必要です。
- Q. 塗装工事で手抜きかどうかを見分けるポイントは?
- A. 見積書に下塗りの記載があるか、塗料名が明示されているかを確認しましょう。施工中の写真を撮影し、工程が省略されていないかチェックすることも大切です。極端に安い見積もりや工程説明が不十分な場合は注意が必要です。
- Q. 自宅がシーラーレス塗料に適しているかどうかはどうやって判断しますか?
- A. まずは塗装の専門家による診断を受けましょう。外壁の材質や劣化状態、既存塗膜の種類によって適用可否が変わります。無理にシーラーレス塗料を使用すると密着不良の原因になります。
- Q. シーラーレス塗料を使用するメリットは何ですか?
- A. 下塗り工程が不要なため工期が短縮でき、足場代や人件費を抑えられます。また、REVOトップワンはフッ素系塗料のため高い耐候性と防汚性を持ち、美しい仕上がりが長持ちします。
まとめ:正しい下地処理で塗装の価値を最大化しよう
外壁塗装の品質は、下地処理の質で決まります。シーラー・プライマー・フィラーなどの下塗り材を適切に使用し、丁寧な下地処理を行うことで、上塗り塗料の性能を最大限に引き出すことができます。逆に、下地処理を省略するといくら高性能な塗料を使ってもすぐに剥がれてしまい、コストも手間も無駄になってしまいます。
REVOトップワンに代表されるシーラーレス塗料は、下塗り工程を省略できる革新的な製品であり、条件が合えば工期短縮や費用削減に大きく貢献します。ただし、下地の状態や既存塗膜によっては従来の3回塗りが必要な場合も多く、安易な判断は危険です。まずは専門業者に相談し、適切な診断とプランニングを行いましょう。
塗装屋サクシードでは、広島市を中心に長年蓄積した施工実績を基に、下地処理から仕上げまで一貫して高品質な工事を提供しています。下地処理の重要性を熟知した一級塗装技能士が現場を丁寧に診断し、お客様のご要望や建物の状態に合わせた最適な塗装プランをご提案します。外壁塗装に関するお悩みやご相談は、お気軽にお問い合わせください。
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