スレート屋根改修の新常識!カバー工法のメリットと実施ポイント
2024年2月11日更新
スレート屋根の改修は、工場や倉庫の運営にとって重要な課題です。
波型スレート屋根の改修には複数の方法がありますが、今回はその中でも特に推奨されるカバー工法に焦点を当てます。
カバー工法は、アスベスト対策や営業中断のリスク軽減といったメリットがあり、工場や倉庫の施設管理者にとって魅力的な選択肢です。
目次
□スレート屋根のカバー工法入門
工場や倉庫の屋根材として広く用いられている波型スレートですが、改修の際には特にカバー工法がおすすめです。
アスベスト含有の問題や施設の稼働中断のリスクを抑えられるためです。
1:アスベスト対策
波型スレート屋根にはアスベストが含まれることが多く、そのため改修にはカバー工法が最適です。
カバー工法では、古いスレート屋根の上に新しい屋根材を重ねることで、アスベストの飛散リスクを回避します。
2:営業中断のリスク軽減
カバー工法では、施設の稼働を止めることなく屋根改修が可能です。
これは、葺き替え工事と比較して大きな利点です。
3:改修方法の選択肢
スレート屋根の改修方法としては、塗装や葺き替えも選択肢にありますが、これらの方法には限界があります。
特に葺き替えは、アスベストの処分費用が高く、施設の営業中断を伴うことが多いです。
□カバー工法実施時の重要ポイント
カバー工法を実施する際は以下の重要ポイントを念入りに検討し、適切な施工を行うことが、長期的な屋根の性能保持に不可欠です。
1:下り棟の内部構造の選定
下り棟は雨水が集中する部位で、適切な内部構造を設計することが極めて重要です。
棟板金の下地が水に濡れると、棟板金がはがれる原因となります。
ここでは、木材を濡らさない工夫として、適切な防水設計の採用が求められます。
2:棟板金下地の選定
棟板金の下地は屋根の耐久性に直結する要素です。
雨水が浸入しやすいため、防水性と耐久性に優れた材料の選択が不可欠です。
20年、30年と長期にわたり安心できる質の高い棟板金下地の使用がおすすめです。
3:ケミカル面戸の取り付け
ケミカル面戸は、屋根の板金部材の止水性能を飛躍的に向上させる重要な部材です。
特に、空気層を有する屋根構造では、ケミカル面戸の有無が大きな差を生むため、この部材の取り付けは屋根の耐久性向上に不可欠です。
4:換気棟の取り付け
換気棟は屋根裏の熱や湿気を外に放出し、結露による野地板の腐食を防ぎます。
特にカバー工法では古い野地板を再利用するため、換気棟の取り付けは屋根の耐久性を高める上で重要です。
初期投資は増加しますが、長期的な視点で見れば経済的です。
5:セットバックスターターの取り付け
屋根の軒先部に取り付けるセットバックスターターは、屋根の高さが高くなることによる雨水の排水問題を解消します。
これにより、雨樋への雨水の適切な流れを保証し、屋根の機能を向上させます。
6:ケラバ板金の選定
ケラバ板金のサイズには注意が必要です。
古いケラバ板金よりも小さな新しい板金を選択すると、不格好な外観になり、屋根の機能にも影響を及ぼす可能性があります。
□まとめ
スレート屋根のカバー工法は、アスベスト対策や営業中断リスクの軽減など、多くのメリットを提供します。
この記事では、カバー工法の基本的な情報やそのメリット、施工時の重要ポイントを解説しました。
施設管理者はこの情報を参考に、自施設に最適な屋根改修方法を選択できるでしょう。
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